管理栄養士の福嶋です。
10月17日(木)に清水本町調剤薬局で栄養相談会を開催しました。
今回は骨粗鬆症改善と体重増加を目指す方が栄養相談会に参加してくださいました。
骨粗鬆症は、骨の代謝バランスが崩れ、もろくなり骨折しやすい状態になることです。骨粗鬆症は、女性の場合60代で5人に1人、70代で3人に1人、80代で2人に1人が発症すると言われています。
骨の形成にはカルシウムが重要になってきます。カルシウムは牛乳やヨーグルトなどの乳製品、骨ごと食べられる小魚、豆腐などの大豆製品、緑黄色野菜やひじきなどの海藻に多く含まれています。なかでも牛乳や乳製品は、ほかの食品に比べてカルシウムの吸収率が高いうえに、1回の摂取量も多いので、効率よくカルシウムが摂れます。また、カルシウム入りのふりかけを活用するのも手軽にカルシウムが摂取できる為おすすめです。
カルシウムと同時にビタミンDも重要になってきます。ビタミンDはカルシウムの吸収を促す働きがあります。きのこ類や魚類、卵などに多く含まれているため、1日3食バランスのとれた食事をとることが大切です。
食事のほかにも、適度な運動を行いある程度骨に負担をかけないと利用効率が低くなってしまいます。そのため運動も心がける必要があります。
体重を増加させるためには、摂取エネルギー>消費エネルギーとなる必要があります。高齢になると身体の消化吸収力が低下し、若い頃と同じように食事をしても効率よく筋肉や血管にすることができなくなります。そのため、より食事を大切に1日3食しっかり摂取することが重要になってきます。摂取エネルギー量を増やすためには、脂質の量を増やすことが効率的です。揚げ物やナッツ類、マヨネーズ、和え物にごま油やオイルなどを取り入れてみてください。
次回の栄養相談会は11月21日清水本町調剤薬局にておこないます。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。