管理栄養士の浦川です。

1月4日(水)にアップル薬局くすのき店で管理栄養士による栄養相談会を開催しました。

今回は食物繊維の不足が気になる1組の方が栄養相談会に参加してくださいました。

 

食物繊維には2種類あり、水に溶けやすい水溶性食物繊維と水に溶けにくい不溶性食物繊維に分けられます。

水溶性食物繊維はわかめなどの海藻類、いちごやみかんなどの果物、里芋やじゃが芋に多く含まれています。

水溶性食物繊維の特徴は腹持ちが良く、血糖値の上昇を抑え、コレステロールの低下に効果があります。

不溶性食物繊維はゴボウや豆腐、麦などの穀類、キノコ類に多く含まれています。

不溶性食物繊維の特徴は腸を刺激し便通を良くしたり、飲み込む塊が大きいことから、胃での滞留時間も長くなり満腹感が得られやすく食べすぎを防ぎます。

 

栄養相談会では食物繊維の摂取量増加を目指し、食物繊維が多く含まれる食材について紹介しました。

食物繊維の摂取量を増やすポイントとして、まず初めに主食を変えることです。

白米よりも玄米や雑穀米、パスタは全粒粉、食パンはライ麦パンや全粒粉のパン、オートミールを主食に変えることで手っ取り早く食物繊維の摂取量を増やすことが出来るのでおすすめです。

次に摂取しようとする意識も重要になってきます。野菜の場合、サラダは毎回取り入れると決めたり、食事メニューに必ず野菜が入るよう、肉を焼くだけではなく野菜炒めにするなど工夫をすることで食物繊維の摂取量を増やすことが出来ます。果物であれば食後のデザートとして食べたり、おやつをフルーツヨーグルトにするなど意識するといいです。また海藻類であれば、わかめをスープの材料として入れるのも簡単でおすすめです。

この機会にぜひ試してみて下さい。